岐阜西濃地方で、仏教・親鸞聖人の教えを、楽しく学ぶ青年・壮年のサークルです。

大垣市で講座「平家物語と歎異抄」

平家物語の書き出しは、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」。
日本人なら誰もが知っている有名な『平家物語』の一節です。

「平家物語」と「歎異抄」の共通点
・鎌倉時代の作
・作者不詳
・仏教思想

祇園精舎はどこにあった?

では、「祇園精舎」って、どこにあったか知っていますか?
「祇園」というと「京都」を連想するかもしれません。
京都の舞妓さんの「祇園」って、華やかな感じですね。
舞妓さんは、今でもおられるらしいです。

実は、「祇園精舎」は、約2600年前の古インドに実在していました。
「祇樹給孤独園精舎」というのが正式名です。

「祇園精舎」はお寺

「祇園精舎」は、お釈迦様が仏教を説かれた場所。
今で言う「お寺」です。
有名なお寺の一つが「祇園精舎」です。

平家物語はエンタメ

平家物語は、琵琶法師が語り伝えたものとも言われます。

源氏と平家、今で言うと天皇のボディガードだった「武士」の2大勢力でした。
お互いに権力の座を争いながら、結局は衰えてしまいました。
既に過去の話です。
そこから、私達は、何を学べば良いのでしょうか?

諸行無常が本質

今で言う当時の数少ない、エンタティメントでしたので、妖怪退治なども語られています。
しかし、見るべき本質は、最初の「諸行無常」であったことは、間違いありません。

歎異抄は仏教そのもの

同じく、鎌倉時代に書かれた名著『歎異抄』。
これは、明らかに仏教が説かれています。
浄土真宗の開祖、親鸞聖人の言葉が書かれているからです。

煩悩具足の人間の実相、火宅無常の不安定な世界。
そんな私達が、無碍の一道・変わらない本当の幸福になれることが説かれています。

崩れない本当の幸福

平清盛も衰え、木曽義仲も、討った源頼朝も永くは続きませんでした。
権力も栄耀栄華が続かなかったことは、豊臣秀吉が「驕らざる者も久しからず」との辞世の句にも明らかです。

金も名誉も力がなくても、男も女もありのままで、本当の幸福になれて、ずっと続く。
歎異抄の「摂取不捨の利益」にこそ、この世から未来永遠の幸せがハッキリ説かれています。

令和3年8月の講座

8月の特別講座は、この1日のみです。

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